DeNA、医療ICTベンチャーのアルムを子会社化　収益基盤強化を狙い、292億5400万円で株式取得。主力サービス「Join」は保険診療適用認められ、約470の医療機関で導入。追加取得により持ち株比率57.5％に。株式交付により持ち株比率52.33％に変更。

DeNAが医療ICTベンチャーのアルムを子会社化することを決定した。アルムの主力サービス「Join」は日本で初めて保険診療の適用が認められたアプリで、約470の医療機関で導入されている。取得価額は292億5400万円で、子会社化の時期は未確定。後に株式交付の手続きで取得することが発表され、取得価額は253億9800万円、子会社化後の持ち株比率は52.33％に変更される。医療・介護といった社会課題領域における収益基盤の強化が狙いとされる。M&Aアドバイザーとしては、DeNAが社会課題領域に注力することで、社会的な貢献度が高まり、企業価値の向上につながると考えられる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。